手術についてQ&A

Q1. 日帰り手術ですか?
 A はい、日帰り手術です。
当院には入院設備がございませんので、入院がご希望でも、入院できません。

 

Q2. 痛いですか?局所麻酔ですか?
 A 手術部位近くに全体的に注射で局所麻酔を行います。出来るだけ痛くないように注入しますが、針をさすことと、麻酔の薬液自体が注入時に痛みを伴うため、痛みはあると思います。
細い針を使用したり、薬液の痛みが少なくなるようにpHを調整したりしています。
また、術後は痛み止めをお渡ししますので、痛みが出そうなら早めに服用してください。

 

Q3. お風呂は入れますか?
 A 基本的に家のお風呂でしたら、入っていただいてもかまいません。
当日は禁止、当日はシャワー、など、その都度指示が出ると思います。
ほとんどの手術で、洗髪、シャワーの制限が出ることはありません。

 

Q4. 手術のあと、消毒に毎日通いますか?
 A 通常、手術後に来院していただくのは基本的には1週間後です。
それまでは、入浴後にご自分で軟膏を塗布していただき、絆創膏を貼っていただきます。
抜糸は通常1週間後に行います。部位により、2-3週間後に抜糸することもあります。

 

Q5. 化膿しやすい体質なんですが、大丈夫ですか?
 A 手術の方法により、術後は抗生剤を内服していただきます。軟膏にも抗生剤が含まれています。
 特に術後、化膿することは少ないですが、何かあれば早めに来院してください。

 

Q6. 術後はどれくらい通いますか?
 A 形成外科では、出来るだけきれいに治るように傷跡の治療に重点を置いています。
後療法といいますが、テープ固定や圧迫固定などを3-6ヶ月程度行う事があります。
その間、月1回程度来院していただく事になると思われます。

 

Q7. 傷跡は残りますか?
 A どのような方法であれ、体にメスを入れると必ずキズが残ります。形成外科は出来るだけ傷跡が目立たないように努力する診療科です。それでも現在の医学で傷跡をゼロにする事は不可能です。また、傷跡の残り方も体質によるところが大きいです。過去の傷跡があれば事前に見せていただくと参考になります。

 

Q8. ケロイドになりやすいのですが大丈夫ですか?
 A ケロイド体質の場合、かなり慎重に治療を行う必要があります。
特に厳重な後療法を行います。内服治療が必要な場合もあります。
また、術後の傷がケロイド化する事がありますので、治療が長引く可能性もあります。
ケロイド体質の場合は、必ず、お伝えいただくようにお願いします。
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※その他何か質問がございましたら、ドクター・スタッフに遠慮なくご相談ください。

 

 

手術をお断りする場合

形成外科として、手術を行う際には、傷跡が出来るだけ目立たないように留意しておりますが、体にメスを入れる以上、傷は必ず残ります。特に良性疾患で、必ずしも切除の必要がない場合に、極度に傷跡について気にされる場合は、手術をお断りする場合がございます。
 
手術を行うと、術後数日以内に来院していただく必要があります。特に縫合を行うと抜糸をする必要があります。また、術後の傷跡がきれいに治るように後療法というものを行うため、その後も月1回程度の通院が必要になります。良性疾患で、必ずしも切除の必要がない場合で、遠方の患者様や、仕事にて通院困難な患者様で、術後の来院が見込まれない場合は、手術をお断りする場合があります。
 
妊娠中、授乳中、その他、術後に必要な投薬が出来ない場合や、手術の結果に重大な影響を及ぼすような疾患をお持ちの場合、手術をお断りする場合があります。

 幼少児等で、泣いたり、暴れたりで、デリケートな形成外科手術が出来ないと判断される場合、手術をお断りしております。全身麻酔下で治療できる病院へ受診していただいております。