眼瞼下垂手術について

眼瞼下垂の手術方法はいくつかあります。その状態によって手術方法を変えますが、主に当院で行っている手術は2種類になります。

 

1. 眼瞼挙筋短縮法

まぶたを上げる筋肉である上眼瞼挙筋を引き上げて固定し、筋肉の力がまぶたへ正しく伝わるようにする手術です。

 

 二重まぶたの線上で切開線を入れます。上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)という筋肉をきれいに剥がして、瞼板(けんばん)という瞼にある軟骨組織に縫着して、筋肉の動きがダイレクトにまぶたに伝わるようにします。

 

まぶたを上に引っ張っても目が開きにくい場合に行う手術です。


2. 眉下切除法  

眉毛の下の分厚い組織を切除することで、目の重み・たるみを取り、目を開けやすくする治療です。 

 

 目を開ける筋肉を直接さわる手術ではありませんが、眼輪筋(がんりんきん)というまぶたを閉じる筋肉を引き上げることができますので、目が開けやすくなります。

 

まぶたを上に引っ張ったら目が開きやすくなる時に行う手術です。